キツネのぼたん

移住して。野鳥とハーブの記録。たまに音楽と映画。

ブッポウソウ調査

一昨年、広島県安芸太田町に移住したのですが、ブッポウソウが飛来しています。とても綺麗で宝石のような鳥です。国内の繁殖地は局地的と言われています。絶滅危惧種に指定されている場所もあります。

木製の電柱に出来る巣穴を利用して繁殖していましたが、1980年代にコンクリート製に代わり、数が激減。巣箱をかける保護活動により、中国地方では広島、山口、鳥取県では数が増えて来ているようです。

ありがたいことに、なかなか見ることのできない鳥がこの町には飛んで来てくれます。

そんな場所に移住したのだから、この町にブッポウソウが何羽来て、何組繁殖を成功させるのか知りたくなり、素人ですが調査を始めました。

 

先日人伝に飛来したと聞いた集落を見に行ってきました。詳しい場所が分からず、車を停めて草刈りしている方に近づいて行くと、そこのお宅の木にブッポウソウの巣箱が掛かっていた!聞いてみると、快く情報提供してくださり、そこにある巣箱を作ったかたのお宅を教えて下さった。

そのかたを訪問し、お話を伺った。10年程前から巣箱に営巣するようになり、巣箱を増やしたとのこと。教えていただいた所だけでも10個以上も巣箱が掛けてあった。「特に野鳥が好きなわけではないよ。人が居ないからブッポウソウが来たら賑やかで良いかと思って。田舎はやる事ないしな。子供の頃は電柱が木製で、うるさいぐらいウジャウジャおった。雛を引っ張り出して遊んだりもした。希少だなんて知らなかったからな。それぐらい数が居た。」「今は電柱には巣箱を掛けさせてくれないし、掛けれる良い場所がなかなか無い。柱を立てて作ってる所もあるけど、なかなかよ。強風で巣箱が壊れたら直しに行かないかんしな。難儀するよ。」と笑顔で話して下さった。

その方が掛けている巣箱は10個以上。1人で始められた事も、近所の方の見守ろうとする気持ちも心あたたまるものを感じた。

この集落を含めて町内での繁殖エリアが4つは分かったことになった。その中の3つのエリア内の巣箱は住民が始めたものである。きっと、もっとブッポウソウが来ている場所がある。これから調査をしてブッポウソウマップと繁殖データを作ろうかと思っています。

カメラが無いので遠いけれど撮った写真。分かりませんよね(・_・;

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帰り道、アナグマがしれ〜っと通り過ぎて行きました。

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自然ってすごい!本当に楽しい!ワクワクが止まらない!

自然豊かな広島県安芸太田町。巣箱を掛けているかたの子供の頃のような自然を取り戻すことは難しいかもしれませが、豊かな自然を維持するには、良くして行くには、現状の自然環境を知ることが大事だと思っています。

それが私が始める一つ目がブッポウソウ調査になれば良いなと思います。

町内での情報を求めています。情報提供お願いします。